GIVENCHYについて
GIVENCHY(ジバンシィ)は、1952年にフランスでユベール・ド・ジバンシィによって創業されました。「エレガント」であることをコンセプトとしながらも、シャープな造形美を表現したセパレートのドレスなど先進的なデザインを取り入れて、「モードの神童」とも呼ばれ、パリコレクションを代表するブランドとなりました。
中でも、1954年のオードリー・ヘップバーンの名作映画、「麗しのサブリナ」の衣装を手がけたことで一気にブランドとしての地位と名声が高まりました。このときに使用されたドレスは「サブリナ・ドレス」として各種メーカーがこぞって真似をするほどの伝説のドレスとなり、オードリー・ヘップバーンがジバンシィに果たした役割は偉大なものとなりました。ジバンシーとオードリーの関係はこれにとどまらず、映画「ティファニーで朝食を」の中で身に着けたリトルブラックドレスは、高貴でクラシックなオードリースタイルとして現在も当時のデザインが受け継がれ、華やかなパーティーシーンで活躍する女性の憧れのドレスとなっています。
GIVENCHYの転機
1995年にユベール・ド・ジバンシィがデザイナーの現役から退いてから、ジョン・ガリアーノやアレキサンダー・マクイーンなどがデザイナーを務めましたが、いずれも大きな成果は見出せないまま、2005年よりレディースウエアのデザイン部門にリカルド・ティッシが就任することとなります。(2017年退任)2008年からはメンズラインも手がけるようになったことで一気に現代的でスタイリッシュなアイテムが多く輩出され、その人気はカニエ・ウエストら海外有名人のSNSによって瞬く間に広まりました。リカルド・ティッシの手がけるデザインは、ブランドの固定観念を打ち破る斬新なデザインで、従来のクラシカルで上品なラグジュアリーアイテムの魅力はそのまま生かしつつ、動植物や星のグラフィックを使用したTシャツなど、ラグジュアリーストリートの分野でも頭角を現し、メンズにおいても大人気となっています。リカルド・ティッシは、メンズ分野で成功したことにより、ブランドとしての価値と可能性を追求したといえるでしょう。
人気アイテム
アンティゴナ
アン・ハサウェイやミランダ・カーなど海外ファッショニスタに愛用されているジバンシィのアイコンバッグ、アンティゴナ。サイズはミニサイズ、スモールサイズ、ミディアムサイズが人気となっていますが、更に大きい横幅40センチのボストンタイプもあります。この印象的なアイテムの名前の由来は、ギリシャ神話に出てくるオイディプスの娘である皇女「アンディゴネ(Antigone)」からくるもので、「束縛されない」を意味しているそう。エレガントとモードがミックスしたアンティゴナは、強く確固たる女性のイメージにぴったりなバッグです。
ロゴTシャツ
ジバンシィの鞄に合わせたい、ロゴTシャツ。ブラック×ホワイトの組み合わせは最強のモードコーデですね。
三つ折り財布
真ん中に大きく開くジッパーケースがあり、収納力に優れた三つ折り財布。シンプルで飽きも来ず、コスパもよいので是非おすすめしたいアイテムです。
その他人気アイテム
デュエット
2017年に発表された新アイコンバッグ、デュエット。アンティゴナのイメージを継承した三角形のフラップを使用したクロスボディタイプ。軽くて日常使いにちょうどいい大きさと、ツートンカラーのキッチュでスタイリッシュなデザインがおしゃれ。ジッパー外ポケットつきで、中は二つに仕切られているので収納力とデザイン性を兼ねた優秀バッグです。
スタープリントTシャツ
メンズTシャツの中で、人気なのがこちらのスターロゴTシャツです。EXILEと三代目JSBを兼任する岩田剛典さんが着用したアイテムとなります。シンプルですが、大人の男性の魅力が十分に感じられるデザインですね。
ロゴスニーカー
ジバンシィのロゴが全体のポイントとなり、大人モードコーデにぴったりな一足。シューズ以外はジャケットなどのシンプルで清潔感のあるコーデにすると、シューズの最大限の魅力が生かされそうです。
愛用有名人
メーガン妃
先日(2018年5月現在)全世界からの暖かい祝福に包まれて、英王室ヘンリー王子と結婚式を挙げたメーガン妃はジバンシィのドレスをセレクト。ロイヤルファミリーのコーデは常に全世界の注目の的で、トレンドの牽引者でもあるので、どんなドレスを着用したのかはみんなの気になるところ。イギリス王室にふさわしい、派手すぎず、高貴なドレスを選んだところに伝統を尊重する想いがうかがい知れます。
ミランダ・カー
ミランダ・カー着用のアイテムはみんな人気がありますが、ジバンシィにおいても大きく貢献しています。ボストンサイズのアンティゴナを愛用している姿が数多くキャッチされています。高級感もあり、シンプルでかつ大容量のバッグはなかなかないものです。ミランダ・カーはママでもあるので、ボストンサイズはマザーズバッグにも使えるマストアイテムなのでしょうね。
ケンダル・ジェンナー
ストリート系のグラフィックを使用したTシャツは、近年のジバンシィの中でも熱いヒットアイテムとなっています。他にも、カニエ・ウェストやリアーナ、三代目JSBの登坂さんなどが着用しています。
平子理沙さん
https://www.instagram.com/p/BIbqj7ljXFI/
モデルの平子理沙さんは、レア度の高い、スタッズ仕様のアンティゴナを愛用。他にも、パイソンタイプも人気があり、バイカラータイプなど様々なカラーがあるので、普段のコーデやライフスタイルに合わせたチョイスが可能です。
2018SSアイテム
2018年より12年にわたりデザイナーを務めてきたリカルド・ティッシに代わり、初の女性デザイナーであるクレア・ワイト・ケラーが就任しました。クロエでのデザイナー経験があるクレア・ワイト・ケラーがまず目指していることは、「原点回帰」。ジバンシィが長年に渡り築いた自立したエレガントな女性像をメゾンに取り入れることに焦点を当てました。原点回帰した、エレガントな新作アイテムに注目です。
グレインレザーを使用した、ヴィンテージ感の漂うチェーンショルダーが登場しました。レザーとスエードを使用したクラシックなデザインで、幅広い年代の方に長く愛用できるアイテムとなっています。
メンズ新作アイテムは、大胆なロゴを施したスウェットが登場。レディースとは別に、メンズラインは独自の進化を遂げていく予感。大人ラグジュアリーストリートが今後は大人の男性の定番ラインになっていきそうです。
韓国留学→フリーライター→現在は韓国で2児の子育てをしながら、バイマのパーソナルショッパーとして活動中。目標に向けて、日々邁進しています。
好きなこと:読書、ネットショッピング 尊敬する人:ホリエモン、デヴィ夫人