生まれ変わったセリーヌ
2018年9月3日に、ロゴが変わる!というニュースが駆け巡って以来、注目の的となっているセリーヌ☆
それまでクリエイティブ・ディレクターを約10年間務めたフィービー・ファイロが退任し、2018年2月に新しくセリーヌのクリエイティブ・ディレクターに就任したのは、モード界に数々の革命を起こしたエディ・スリマンです。
エディ・スリマンの経歴
エディ・スリマンは、1997年に「イヴ・サンローラン・リヴ・ゴーシュ・オム」のディレクターに就任、ブランドイメージを刷新しファッション業界で注目を集め、2001年にクリスチャン・ディオールの新しいメンズライン「ディオール・オム」立ち上げのディレクターとして就任後、一晩でモード業界のトレンドを一新、世界に衝撃を与えました。今でこそメジャーとなった、メンズファッションにスキニーシルエットを定着させた人物なのです。
モード界の巨匠、あのカールラガーフェルドが、エディの手掛けたディオールオムのスーツを着たいがために、13か月で42キロの減量を行ったことはとても有名な話ですね。
2012年に現在のサンローランのディレクターに就任後、再びブランド改革を起こし、老舗ブランドのロゴと名称を大胆に変更したことで話題に。サンローランの地位を不動のものにしました。
そして2018年の2月よりセリーヌのディレクターとして、同ブランドでも改革を行います。
セリーヌのブランド改革とは
エディが行ったブランド改革の一つがブランドロゴの変更です。
「CELINE」のEの上に合ったアクサンデキュ(アクセント符号)がなくなり、全体的に字間が狭まりシャープな印象に変わりました。新たなロゴデザインは、1960年代に作られたオリジナルデザインの復活なのです☆
また、全世界にある店舗を新たなコンセプトに基づき改装を行い、インスタグラムも過去の作品が削除されました。
以前のセリーヌ
前任のディレクター、フィービー・ファイロが10年かけて育て上げたセリーヌは、数々のヒットを生んできており、その素晴らしい歴史は、世界中のファンの心に深く刻まれています。
彼女のファンはとても多くフィービーの退任決定後からは、インスタグラム上で「#oldceline」タグを使用した投稿が増大。世界中のフィービーファンたちが、彼女の退任を惜しむように過去作品をアップしていました☆
日本でも大人気となったバッグ「ラゲージ」や、アン・ハサウェイが映画で使用したり、アンジェリーナジョリーが愛用した「クラシックボックス」、グローブのように足にフィットする「バレリーナ」など、控えめでナチュラル、その中にトレンド感あり、知的な女性のためのブランド。そんなイメージだったのではないでしょうか?
「CELINE」取り扱いショップ一覧はこちら
改革後、ファーストシーズンのコレクション
黒をメインとしたロックテイストで話題となった2019年春夏プレタポルテコレクション。
まさに、エディ・スリマン節炸裂で、賛否両論を巻き起こしました。先ほどご紹介したような、以前のセリーヌらしさはみじんもありません・・・!!スキニーシルエットやかなりのミニスカートもまた、エディそのものと言われています!
また、ランウェイをウォーキングしたモデルは、このショーでデビューを果たしたスキニーなスタイルのモデルばかりでした☆
2019秋冬プレタポルテコレクション
春夏コレクションとは、全く印象の違う新しいスタイルの提案が見られ、驚きと称賛の声が上がったセカンドシーズン。 かなりタイトなシルエットも秋冬コレクションでは見られず、現代の女性が着やすいシルエットや色遣い、日常で取り入れやすいデザインが豊富でした♪
しばらくの間流行していたゆるめのシルエットが、エディ・スリマンの復活により、また変わっていくのかもしれませんね!
ブランド初のメンズコレクションもスタートしたセリーヌは、どう変わっていくのか。今後も目が離せません☆
フロントロウの有名人たち
今は亡きカール・ラガーフェルド。レディー・ガガとの2ショットも。
レディー・ガガは、エディが一番最初に手掛けた「16(セーズ)」というバッグをいち早く持ったことで話題に上りました☆
何かと話題のZOZOTOWN前澤友作社長と女優の剛力彩芽さん。
こちらのカップルも日本から参加♪
人気アイテムをチェック
レディ・ガガが持ち話題になったこちらが「16(セーズ)」。
この名前はパリにあるクチュールメゾン、パリ2区ヴィヴィエンヌ通り16番地からきています。エディ・スリマンがセリーヌのクチュールメゾンを訪れた初日に、デザインした記念すべきもの!
パリジャンがバッグをもつさまをイメージしてデザインされたものです☆
スモール「C(セー)」パイソンバッグ。
エディらしいロックテイストの中にも、エレガントな雰囲気を感じさせるデザインです☆
こちらはスモール「C(セー)」バッグ、キルテッドカーフスキンです。
1970年代のアーカイブモデル「クロージャ―」からインスピレーションを得た作品。「タブレット」と呼ばれるキルティングパターンが施されており、80年代セリーヌバッグのシグネチャーも取り入れられています♪
「16(セーズ)」のナチュラルカラー「タン」は、今までのセリーヌらしいエレガントな雰囲気を醸し出している、上品な色味。
このカラーも大流行しそうな予感ですね☆
愛用有名人
レディ・ガガ
ヘイリー・ビーバー
谷まりあさん
滝沢眞規子さん
オシャレ大好きなEriです。程よくトレンドを取り入れつつバランスのいいスタイリングを日々研究中。