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RAF SIMONS(ラフシモンズ)について
1995年にベルギーで設立された、RAF SIMONS(ラフ・シモンズ)。
もともと、学生時代に工業デザインの学校で写真や映像などを学んでいたラフシモンズのアイテムは、芸術性、アート性の強いアイテムが特徴で、音楽などのサブカルチャーからインスピレーションを受けた、シーズンごとにメッセージ性のあるアイテムで人々を魅了しています。
ラフシモンズのアイテムの魅力を一言で言い表すのは難しく、毎シーズンごとに全く違った様相を見せます。クラシックなテーラードとユースカルチャーをミックスしたアイテムが得意であり、ある時はモノトーンで統一されたモード風のアイテム、またある時はカラフルなカラーブロックのアイテム、袴のようなふわりとしたシルエットのパンツを連続してショーで魅せたかと思えば、スキニーパンツですっきりとシャープなテーラードスタイルを披露したり、毎回、次はどんなアイテムが登場するんだろう?という期待で私たちを楽しませてくれます。
そのため、ラフシモンズには熱狂的なファンが多いことでも知られています。シーズンが終わると完売し、二度と同じデザインのアイテムには出会えないため、希少性が高く、中古品でもプレミア価格で取引されるアイテムもあります。
それぞれの作品には色々なメッセージが込められていて、宗教、哲学、自然、アート、映画、音楽など様々なアイデアからインスピレーションを受けてデザインされています。写真のコラージュを取り入れたグラフィックTシャツや、未来的な配色のデザインのアイテムは、まるでアート作品を見ているようです。
中でも注目すべきは、2013年以降毎年コラボレーションしている、アディダスとのコラボスニーカーです。この「adidas by Raf Simons」は大ヒットと遂げ、ラフシモンズファンだけでなく、世界中の若者達に愛用されています。
「僕は服を見せたいんじゃない。僕の姿勢、僕の過去、現在、未来を見せたいんだ。過去の記憶と未来のヴィジョンを現在の世界の中で表現したい」と語る、ラフ・シモンズ。ファッションに対するストイックな姿勢を崩さず、妥協を許さないラフシモンズは、これからも現状にとどまることなく進化を続け、私たちに新しいヴィジョンを与えてくれるに違いありません。
天才デザイナー、ラフ・シモンズ
1968年、ベルギーで生まれたラフ・シモンズは、大学では工業デザインを専攻し、映像や写真などを学んだ後、インテリアデザイナーとして家具のギャラリーで働いていましたが、学生時代にベルギーのファッションデザイナー、ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク(Walter Van Beirendonck)のアントワープオフィスで見習いを務めていた時、パリのファッションウィークでマルタン・マルジェラ(Martin Margiela)ショーを見たことをきっかけに、大きな感銘を受け、ファッションデザインの道を志すようになります。
数年間インテリアデザイナーとして働いた後、一念発起をして、当時ファッションの登竜門として有名だった、アントワープの王立美術アカデミーのファッション科に自ら作った服を持ちこみ、入学を希望するも、当時のファッション学科長のリンダ・ロッパから、「あなたが学ぶことはない」と、入学することは勧められず、その代わりに独立の支援を受けることとなり、1995年に自身のブランド「Raf Simons」を立ち上げました。
1997年にはパリコレクションに参加し、正式にラグジュアリーブランドの仲間入りを果たしたラフ・シモンズは、クラシックなテーラードスタイルを得意とする一方で、脱構築的で前代未聞の斬新なアイデアで、時代を先駆けて人気ブランドとして成長して来ました。
2000年秋冬のコレクションを最後に「作品作りの理由を見直したい」との理由で一時活動を休止するも、2002年秋冬コレクションからブランドを再開。再開後はベルギーのメーカーであるCIGとの協力体制のもと、デザイングループを作り、新生ラフシモンズがスタートします。
その後、自身のブランドだけではなく、Jill Sander(ジル・サンダー)やDior(ディオール)、Calvin Klein(カルバン・クライン)などの有名ブランドのデザイナーを歴任。数々のブランドで功績を残し、天才デザイナーの名を轟かせ、今後も期待の高まるデザイナーです。
定番人気のアイテム
ADIDAS×RAFSIMONS Ozweego
2013年以来、数々のアディダスとのコラボスニーカーを発表しているラフシモンズですが、中でも有名なのがこちらのOzweego(オズウィーゴ)シリーズ。2018年、秋冬シーズンに発表された「RS オズウィーゴ(RS OZWEEGO)」は、ネイビーとピンク、グレーとグリーン、レッドとパープルなど、ラフシモンズお得意の鮮やかなレイヤーカラーテイリングが魅力的な一足となっています。
こちらも、2018年に発表されたオズウィーゴシリーズ。より軽量で、未来的なカッティングデザインとなっています。春夏シーズンのスポーツカジュアルコーデにぴったり。アメリカの独立記念日を祝って、赤、青、白で構成された限定モデルです。
ADIDAS X RAF SIMONS DETROIT RUNNER
2018年にリリースされた、デトロイトランナー。全6色で展開し、キャンバス地のアッパーに未来型のメタリックなソールを組み合わせた斬新なデザインで人気を呼んでいます。
グラフィックTシャツ
18SSシーズン、ラフシモンズは映画『クリスチーネ・F』とコラボレーションしたアイテムを発売。原作は『かなしみのクリスチアーヌ』。映画からインスピレーションを受けた、過激で美しく、切ない物語の世界観を、Tシャツやパーカーなどのアイテムで表現しました。ラフシモンズのグラフィックアイテムは毎シーズン、必見のアイテムです。
パーカー
ラフシモンズの作品の中で、名作アイコンと言われている、アーティストのジョイディビジョンのアルバムワークを用いたアイテムが2018SSシーズンで復活!昭和の繁華街を思わせる、提灯の灯った雨の街中を、傘を差して歩くシーンが印象的なショーが話題となりました。切れ込みの入ったパーカーは、斬新なモードコーデを演出しています。
ロゴデニムシャツ
ラフシモンズのロゴが入ったオーバーサイズのデニムジャケット。ラフシモンズのアイテムは全体的にロゴの入っているアイテムは少ないですが、その中でも希少なロゴアイテムは持っておく価値があるでしょう。
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その他の人気アイテム
パーカーコート
クラシックな千鳥柄のコートに、「DRUGS」のパッチをつけた、アンチドラッグをテーマにした作品。アメリカの編集者兼ライター、故グレン・オブライエンによる書籍『DRUGS』の表紙をモチーフにしています。カラフルなデザインの背景には、実は深いメッセージが込められているのです。ラフ・シモンズ自身が、この本のファンであったことからコラボが実現したそう。
I LOVE YOU ニット
17FWに発表されたI LOVE YOUニットは、エイサップロッキーやG-Dragonなどの数々の有名人に愛用されているニットです。マフラーのようにも見えるこのニットは、セーターの概念を覆す斬新なデザインで、肩にななめ掛けで羽織るとおしゃれなモード風コーデが完成します。
ブーツ
更なる進化を遂げたデトロイトランナーが19SSシーズンでお目見えしました。パンクロックのスピリットを込めたグラフィックとレースシューズを組み合わせたこのブーツは、ピンク、グレー、ブラックの3色展開で、1月24日から全世界で発売されています。
パッチデニム
「DRUGS」シリーズのパッチデニムに注目。このコレクションの売り上げの一部は、ドラッグ中毒者の治療施設へ寄付される予定ということで、社会貢献も果たしています。
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愛用有名人
EXILE SHOKICHI
EXILEのSHOKICHIさんは、ラフシモンズのダウンジャケットを着用されています。全身黒でまとめたコーデが決まっていますね。
滝沢カレンさん
ファッションモデルの滝沢カレンさんは、オズウィーゴのスニーカーを愛用されています。女性らしいスカートやデニムパンツに合わせて履くのがお気に入りとのこと。スニーカーに対する愛が感じられます。
田丸麻紀さん
ファッショニスタとして知られる田丸麻紀さんが着用しているのは、ラフシモンズ×スタンスミスのモデル。男性的なイメージが強いラフシモンズですが、スタンスミスコラボスニーカーは気品があり、女性にもお勧めのアイテムです。
ヘイリー・ボールドウィン
ジャスティン・ビーバーと共に、オズウィーゴを履いて現れたヘイリー・ボールドウィン。テーラードジャケットとミニスカートの上下に、カラフルなスニーカーが映えています。抜群のスタイルを生かした、さすがの上級者コーデです。
エイサップ・ロッキー
ラフシモンズのコアなファンとして知られるエイサップ・ロッキーは毎回ショーに招待されている模様。18SSシーズンのスウェット上下を着用して、ラフ・シモンズ本人と一緒に登場しました。
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19SS注目の新作アイテム
待望の19SSアイテムは、70年代後半から80年代前半のカルチャーシーン、ユースシーンで活躍した、パンクロックの精神が込められたパンクロックアイテムが登場。反抗的なエネルギーやユースカルチャーから影響を受けて始まったラフシモンズのスピリットがここに復活しました。
70’s~80’sグラムロックの時代のバンド 「the clash」からインスピレーションを受けた、ラフシモンズ×EAST PACKのバックパック。巨大なアートグラフィックと、バックパックを合体させた、今までに見たことのない異質のバックパックは注目の的。バックパックとして使用するほか、画像のようにトートバッグとして活用したほうがおしゃれに見えそうです。
韓国留学→フリーライター→現在は韓国で2児の子育てをしながら、バイマのパーソナルショッパーとして活動中。目標に向けて、日々邁進しています。
好きなこと:読書、ネットショッピング 尊敬する人:ホリエモン、デヴィ夫人