第4章 1.商品リサーチとは

更新日 : 2018年12月5日

BUYMAでは無在庫販売が可能となっているとはいえ、手当たり次第に出品して簡単に売れるほど甘くはありません。数打ちゃ当たるの大量出品や、薄利多売の安売りで受注に繋がることはあるかもしれませんが、BUYMAで太く長く、効率的に稼ぎ続けるには少々無理がある販売スタイルです。

出品数が増えれば、その分商品メンテナンスや顧客対応の数も増えるので、朝から晩までBUYMAに取り組んでいるのに全然儲かっていない…という悪循環が生まれてきます。

こういった悪循環が続くと、モチベーションも下がり、「やっぱり自分には無理なのかな…」「BUYMAって全然稼げないじゃん…」とBUYMA輸入ビジネスを諦めてしまう方が多いのですが、非常にもったいないです。

また、商品リサーチの必要性には気づいているものの、思うように稼げていないというバイヤーも多いのではないでしょうか。

商品リサーチというと、「BUYMAで売れそうな商品を探すこと」と考えている人が多いのですが、実はそれだけではBUYMAで稼ぎ続けることはできません。ここに大きな落とし穴があり、多くのバイヤーが安定的に稼ぎ続けられない理由でもあります。

「BUYMAで売れそうな商品を探すこと」というのは、BUYMAの人気ランキングを見れば誰でもわかりますし、そのような商品をランキング上位で売り続けているバイヤーたちの多くは、商社から破格で買付けているSHOPアカウントだったり、在庫販売をしているプレミアムショッパーだったりします。価格で勝てない上に無在庫で戦う個人のパーソナルショッパーには激戦区すぎるというのが現実です。

ゆえに、人気商品を見つけるところまではできて、無在庫出品したとしても、そもそもライバルに価格で勝てないので受注にさえ至らない可能性が高いですし、仮に受注に至ったとしても、その時にはすでに在庫がないことがほとんどです。受注に至ったのも、リサーチが狙い通りだったのではなく、ライバル達がすでに完売になっている状態だから、最後の砦として自分のアカウントに辿り着いたと思ってください。

つまり、たとえ人気商品であっても、ライバルよりも好条件で出品できなければ売れないので、真のリサーチとは「BYUMAで需要があり、なおかつライバルより優位に出品できる商品を探すこと」と言えます。

本章では、商品リサーチの方法に加え、ライバルとの優位性を保つとはどういうことなのか?という点について深く掘り下げていきます。

また、ありがちな間違いとして、商品リサーチは「売れそうな商品を探す」のであって「確実に売れる商品だけを探す」ことではないということを理解しておきましょう。

実際にやってみればわかりますが、確実に売れる商品を確実に買付けできる仕入れ先を探していくというのは、至難の技とも言えるレベルで難しく、時間がかかりすぎてかえって非効率です。

何時間もリサーチしたのに、何も出品できる商品がない…ということになりかねませんので、効率的に稼いでいきたいのであれば、「BYUMAで需要があり、なおかつライバルより優位に出品できる商品」をできる限り多くリサーチしていきましょう。

最初はリサーチに時間がかかり、出品数が少ないことに不安を覚えるかもしれませんが、この商品リサーチをコツコツと続けていくことこそが結果的に早く成果を出す秘訣です。