バイマで出品すべき商品とは
バイマで出品すべき商品とは、バイマでニーズがあり、ライバルとの優位性がある商品であるとお伝えしてきましたが、改めてこれを「バイマのニーズ」と「ライバルとの優位性」の軸で4つに分類して考えてみます。
<BUYMAで出品すべき商品グループ>
①在庫販売に適した商品
「BUYMAでのニーズも高く、ライバルとの優位性も高い商品」は在庫販売にすべき商品です。最も見込み客が多いカテゴリーでもあるので、最高な商品ではありますが、このような商品は仕入先の在庫もすぐに完売してしまうので、無在庫販売ではなかなか戦えません。
さらに競合バイヤーよりも好条件で買付けなければ優位性を保てないので、資金力だけではなく相当な買付け力も必要となりますが、このカテゴリーで戦うことができれば、顧客対応の工数や商品管理の手間が減るなどの大きなメリットがあり、短時間の労働で効率的に稼ぐことが可能となります。在庫販売のメリットについては、第8章 2.在庫販売のメリットで詳しく解説します。
②無在庫販売に適した商品
「BUYMAでのニーズはそれほど高くないが、ライバルより優位性ある商品」は無在庫販売にすべき商品です。人気ブランドであっても、自分が戦えるニッチなカテゴリーや商品を出品できれば、無在庫販売でも十分に戦えます。競合バイヤーが買い占めず、参入するライバルも少ないので競争優位に立ちやすい商品でもあります。
人気ベスト20位に入るようなブランドであっても、ライバルはバッグや財布など売れ筋商品に集中して出品していることが多く、服や靴、サングラス類は意外と穴だらけだったりします。ただ、仕入先が他のバイヤーに知られてない状況、または、仕入先から特別な割引が得られているなどの状況でない限りは、同じ商品がいくつも売れるという状況は、作りづらいです。
ある程度の出品数が必要となりますが、売れたら売れたときだけ仕入れるという方法なので、資金繰りは非常にラクです。
③優位性が出るときのみ出品するべき商品
「BUYMAでのニーズが高いけれど、ライバルとの優位性が低い商品」は優位性が高くなるときを見計らって出品します。主にはセール時期です。ブランド品のセール時期は毎年6月後半〜と11月後半〜の2回あり、海外ショップでは日本では考えられないような破格のセールが行われます。
セール品の在庫は僅かなので、人気商品を破格で買付けすることができれば、一気に競争優位に立つことができます。また、セール時期以外に優位性が出るケースとしては、BUYMAでも品薄の超人気商品を高値でもいいから買い付けできる仕入れ先を知っている場合です。
前述したとおり、BUYMAには好きなものには喜んでお金を出すファッション好きが集まりますので、高値売りが可能です。BUYMA内における市場や競合を把握し、自分が戦えるタイミングを見計らいましょう。
④出品してはいけない商品
「BUYMAでのニーズが低く、ライバルとの優位性も低い商品」は出品しても売れる可能性が極めて低いため、出品しない方が賢明です。
例えば、BUYMAに登録すらされていないマイナーブランドや、BUYMAの人気ランキング700位のような下位ブランドです。また、日本国内で人気があってもBUYMAとは相性が悪いブランドもありますので、必ずBUYMAでのニーズを基準にしましょう。
効率的に稼ぐとは
このように、仕入れ力と資金力の度合いによって自分が戦えるカテゴリーが自ずと決まってくるので、そのカテゴリーに沿って商品リサーチをしていくのが一番効率的なリサーチと言えます。
「商品リサーチはしているはずなのに全然売れない…」と多くのバイヤーが嘆いているのは、そもそも自分が戦えないカテゴリーの商品を売ろうとしていたり、的外れな商品を出品しているからです。自分が戦うべきカテゴリーを先に理解しておかなければ、「今まで何をやっていたんだ自分は…」ということになりかねませんので、腑に落ちるまで読み返しましょう。
本コンテンツをご覧になっているほとんどの方が、無在庫販売でBUYMAをやっている、または、これから始めるという方だと思います。そういう方は、まずは無在庫販売でBUYMAでの販売力を身に付け、日々リサーチ力と買付け力を強化していきましょう。
仕入れ先や手元の資金も徐々に増えていけば、販売できる商品も増えていきますので最終的には在庫販売を併用していくのがオススメです。在庫販売については、第8章で詳しく解説しますが、本質を理解すれば、それほどリスクはありません。
ただ単に稼ぐだけであれば、BUYMAでなくてもいいのです。効率的に稼ぐことができるBUYMAだからこそ、皆さんに自信を持ってお伝えしています。今BUYMAですでに稼げている方も、これから始めるという方も、「効率的に稼ぐ」ということにフォーカスして活動していきましょう!