第6章 2.販売価格の決め方

更新日 : 2018年12月5日

販売価格についても、BUYMAでのニーズとライバルとの優位性を基準に決めていきます。それに加えて、国内定価も考慮していく必要がありますが、前述している通り、BUYMAでのニーズにより相場が決まりますので、一番重要なのはBUYMA内での相場であることを念頭に置いておきましょう。

BUYMA内に競合バイヤーがいる商品の場合

①最低利益の設定

この商品が売れたときに、最低いくらの利益を得たいのかを決めます。扱う商品の価格帯にもよりますが、目安としては15%〜25%くらいの粗利率、また利益単価でいえば3000円は確保したいものです。月の粗利率が10%を下回るようであれば、安売りしすぎかもしれません。

アカウント立ち上げ当初に評価を溜めて、高額商品の受注に繋げるという目的であればいいですが、薄利多売のままでは、いつまでも忙しく、手間ばかりかかってしまいます。

本コンテンツでは効率的に稼ぐ、ということに重点を置いていますので、粗利率を意識して販売価格を設定することも重要です。低い粗利率しか取れない商品なのであれば、リサーチの詰めが甘いと考えて、リサーチからやり直しましょう。

②競合バイヤーの販売価格を確認

自分が確保したい利益を上乗せして算出した販売価格が、BUYMA内の最安値よりも安いのであれば、もう少し利益を上乗せした上で、自分が最安値になるような価格帯に設定します。反対に、自分が確保したい利益を上乗せしてしまうと、BUYMA内の最安値よりも高い販売価格になるのであれば、少し利益を低くした販売価格にするか、そのまま出品します。

競合バイヤーとの価格差は小さいに越したことはありませんが、目安として5%以内の価格差であれば、購入者の比較対象から漏れることはありません。ただ、あまりにも価格差があり過ぎるのであれば、そのまま出品しても売れない可能性が高いので販売価格を調整するのが無難です。

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また、競合バイヤーの販売価格を確認する場合、表示されている販売価格だけで判断をしてはいけません。商品によっては、関税が含まれていない海外発送だったり、国内送料が着払いの商品もあります。また、バイヤーによっては、サイズやカラーによって販売価格を変えて、販売価格を安く見せていることがあるので、商品ページをよく確認する必要があります。

海外発送や着払いでの発送は最終的にお客様が支払う金額は変わらないですし、国内から元払いで発送してくれた方が楽で安心というお客様も多いので、この場合は、価格だけで勝負する必要はありません。

海外発送の場合、追跡なしや1週間以上の配送日数がかかる配送方法だと安く発送できるので、販売価格は安く見せて、配送方法の選択で追跡ありや一週間弱でのお届けの場合は課金ということもあります。高額の商品であれば、追跡サービスを付けるお客様がほとんどですので、「別の価格設定あり」の項目も確認するようにしましょう。

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BUYMA内に競合バイヤーがいない商品の場合

競合バイヤーがいなくて、自分しか出品していない商品であれば、自由に販売価格を設定することができます。ただし、国内でも販売されている商品であれば、国内定価も考慮して販売価格を決めましょう。

地方にお住いのお客様やBUYMAが一番安いと思っているお客様も多くいらっしゃいますが、国内定価と大きく乖離した価格では売れない可能性が高いです。国内完売や日本未入荷で人気のレア商品であれば、BUYMAでのニーズが高まっている分、ある程度利益を上乗せしても売れますので、まずは高値で出品してみて、お客様の反応を見ながら少しずつ値下げしていってもいいでしょう。

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