関税・消費税の支払いをもっと楽に!リアルタイム口座振替方式とは?

意外と手間な関税・消費税の支払い。。

受注件数が増えるに連れ、地味~に手間になってくるのが関税・消費税の支払いです。

私の場合、DHLで配送の商品のみ、事前連絡をしてクレジットカード決済をしているのですが、無在庫販売なので輸入個数が多く、都度連絡をしてクレジットカード決済をするのが手間になってきました(。・ω・。)

DHL以外で配送の商品だと、対面で受け取り、現金で関税・消費税の支払う必要があるので、家に居なければならない時間が多く、これまた煩わしくなってきたのです。

そこで検討しているのが、『リアルタイム口座振替方式』の導入です。

これは、関税消費税を登録口座から自動で引き落としてくれるサービスで、直接現金で関税消費税を支払ったり、DHLに電話してクレジットカード決済する手間が減る他、配送業者の立替手数料も払わずに済みます。

例えば、DHLの場合、ダンボール一個につき1080円の納税立替手数料がかかりますから、月に30件輸入するだけも、32,400円の手数料を支払っていることになります。

受注件数が増える分、この手数料も増えますから、このコストもカットできるのは嬉しいですよね(*’▽’*)

というわけで今日は、『リアルタイム口座振替方式』について解説していきたいと思います( ´ ▽ ` )ノ

リアルタイム口座振替方式とは

リアルタイム口座振替方式とは、通関後自動的に関税・消費税の納付手続きが行われ、登録口座から即座に引き落としされます。

仮に残高不足の場合には、「口座不足通知情報」が届くのですぐに入金すれば即時引き落とししてくれます。

同方式はもちろん、DHLだけでなく、FedEx、UPS、国際ヤマト、国際郵便の配送業者も対応しており、通関する全ての商品が対象となります。

税関が輸出入・港湾関連情報処理センター株式会社(NACCSセンター)に委託しているサービスなので、利用するには、利用者とNACCSと金融機関の三者間において、口座振替契約を行う必要があります。

申し込み手順は、下記の通りです。

①対応している金融機関の口座開設(すでにお持ちの場合は不要)

②輸出入者コードを取得
JASTPRO(一般財団法人日本貿易関係手続簡易化協会)または税関から発給されている番号(法人は12桁、個人事業主は12桁または17桁のコード)です。

下記ページから発行できます。
JASTPRO 各種申込書の入手
税関 発給コード申請ページ

③申込書を作成し、NACCSに提出
下記ページ「3 申込方法」の「申込用紙(チェックリスト付)」を記入の上、NACCSに提出します。
リアルタイム口座振替方式(ダイレクト方式)等申込み

不明点については、NACCSのヘルプデスクに問い合わせてみてくださいね。
NACCSご利用に関するお問い合わせ

④登録完了通知を待つ
登録完了まで2~3週間かかるようです。


このリアルタイム口座振替方式にすると、これまでDHLの関税消費税分のクレジットカードのポイントやマイルは貯まりませんが、全体的なコスト削減を考えると、早めに導入したいと思います!

ちなみに、法人でなくとも、個人での申し込みが可能なので、今はまだ個人事業主で活動しているよという人も是非検討してみてはいかがでしょうか(^^)

あと、まだバイマを始めたばかりで、実は個人関税で輸入している。。という方もいらっしゃると思いますが、リアルタイム口座振替方式にしたからと言って、必ず商用関税になってしまうということはないようです。

税関のHPも合わせてご確認いただければと思います。
リアルタイム口座振替方式(ダイレクト方式)の導入


それではまた!


記事No.:SP1-66

先輩バイヤーのコメント

プラスくん

口座からの引き落としなのでクレジットカードで決済はできないですが、削減できる金額と手間を考えると一考に価しますね。

パーソナルショッパー指南書

BUYMAのパーソナルショッパーしてます。
シンプルベーシックなスタイルにどこか女性らしさや自分らしさを感じられるファッションが好きです。

好きなもの:バッグ、ワンピース、靴、ワークアウト、旅行