海外通販サイトで詐欺に遭ってしまったときの対処法

海外通販サイトで詐欺に遭ってしまったときの対処法

海外の詐欺サイトの中には日本語で表記されているサイトが多く、海外サイトと知らずに注文したら、海外から偽物の商品が届いた。。注文後、商品未発送のまま連絡がとれない。。というケースが多いようです。

また、英語表記のサイトであっても、基本的な購入手順は日本の通販サイトと同じで簡単に購入できてしまうので、どうしても欲しい商品が売っていたり、日本の定価よりも安かったりすると、安全なサイトかどうかを確認する前に、勢いよく購入してしまったという方も少なくないのではないでしょうか。

このまま泣き寝入りしたくないけれど、どうしたらいいのかわからない。。

詐欺に遭ったなんて恥ずかしくて言えなくて誰にも相談できない。。

という方のために、万が一、海外の詐欺サイトで注文をしてしまった・・という場合の対処法や対策をご紹介します。詐偽サイトだと気づいた時点ですぐに行動に移すことが大切です!諦めずにアクションを起こしましょう。

それでは、解説していきます。

個人情報をデタラメな情報に書き換える

注文時に入力した個人情報を悪用されてしまう可能性があります。すでに情報を抜き取られてしまっている可能性はありますが、もしアカウントにログインして登録情報を変更できるのであれば念のため変更しておきましょう。

そして、入金前に詐欺サイトだと気づけたときは、入金の催促メールが何度か届いたとしても絶対にお金を振り込んではいけません。入金しなかったからといって、海外から電話をかけてきて脅してきたり、日本まで来て自宅に押しかけてきたりすることはあり得ないので、安心してください。犯人も自ら警察に捕まるような行為はわざわざしません。基本的に完全無視で対応しましょう。

振込元の銀行に連絡をする(すぐに詐欺サイトだと気づいた場合)

銀行振込での入金後、すぐに詐欺サイトだと気づけた場合、ご自身が振り込んだ銀行に連絡をし、事情を説明して振込を停止してもらうよう依頼します。翌営業日の朝一までに銀行に連絡できれば、振込処理を待ってもらえる可能性があります。入金から数日経っている場合でも、「組み戻し」によって返金依頼をできる可能性があります。ただしこの場合、先方の承諾の上で手続きが行われるため、確実に返金してもらえるというわけではありませんが、諦めずにまずは連絡してみましょう。

警察に被害届を出す

上記の、振込元銀行に対応してもらえなかった場合、すぐに警察に被害届を出しましょう。ただし、海外の通販サイトでのトラブルには日本の警察は介入しないことが多いようです。そのため、被害届自体受理されないケースもあるようですが、まずは最寄りの警察、または都道府県別のサイバー犯罪対策窓口に相談してみることが大切です。スムーズにことが進めば、犯人の口座は凍結となり、その後入金したお金が戻ってくる可能性もあります。被害届を出す際は、詐欺被害の経緯をまとめて、メールのやりとりや犯人の振込先、商品ページの画面キャプチャなど準備しておくとスムーズです。

都道府県別のサイバー犯罪対策窓口等一覧
https://www.npa.go.jp/cyber/soudan.htm

振込元の銀行に連絡をする

銀行振込での入金後にすぐに詐欺サイトだと気づけなかった場合にも、必ず振込元の銀行に連絡をします。「振り込め詐欺被害者救済法に関する窓口」、または総合窓口に問い合わせましょう。なお、銀行は警察から指示がないと犯人の口座凍結ができないため、警察に被害届を出してから銀行に連絡をします。警察に被害届を出していることを伝え、速やかに調査と口座凍結の手続きをしてもらいましょう。

クレジットカード会社に連絡し、支払い停止を依頼する

クレジットカード決済であれば、カード会社に連絡して「クレジット契約における支払い停止の抗弁」の手続きをすることで支払い停止や返金手続きをしてもらえる場合があります。カード会社により規定が異なり、措置も変わってきますので確認してみましょう。また、PayPalなどのクレジットカード決済代行会社を利用して決済した場合は、決済代行会社で独自に返金するシステムをとっている場合もありますので確認してみましょう。

越境消費者センターに相談

越境消費者センターは、海外ショッピングでトラブルにあった消費者のための相談窓口です。警察のように取り締まる権限はないため、直接的な解決には繋がりませんが、無料で相談ができますので、どうしたらいいのかわからないというときには相談受付フォームから問い合わせてみましょう。

相談受付フォーム
https://www.ccj.kokusen.go.jp/sdn_process

クレジットカードを再発行する

クレジットカード決済をした場合、クレジットカード情報が悪用される可能性もあるため、念のため再発行をします。カード会社に連絡をして再発行手続きをしましょう。

さいごに

海外通販サイトで詐欺に遭ってしまったときの注意点としては、届いた商品を絶対に返品しないことです。ご自身でショップに「返品や返金をしてほしい」などの連絡をした場合、ショップによっては商品の返送を要求されることがありますが、模倣品(偽ブランド品等)の輸入及び輸出は関税法により禁止されています。したがって、返品はできませんので、銀行やクレジットカード会社に連絡をして、支払い停止や返金の手続きをしましょう。

最後に、被害額があまりにも高額で、何としてでもお金を取り戻したい!という場合、購入したショップの国の日本大使館に連絡をして、現地の弁護士を手配してもらい裁判、ということも可能です。しかし、裁判を起こす費用や現地までの往復交通費はもちろん実費ですので、費用との兼ね合いで検討しましょう。

このように詐欺サイトに騙されて入金してしまったお金を取り戻すというのは大変な労力を時間を要します。上記のような手順で対処をしたとしても、実際には返金されずにそのまま騙し取られて終わってしまうケースも非常に多いです。

そうならないためにも、そのサイトの必ず安全性を確認してから買い物をすることが大切です。少しでも不安が残るようなサイトであれば、高くても安心できる正規店で買い物をするようにしましょう。

安全な海外通販サイトを見分ける方法については、以下の記事でご紹介しております!
安全な海外通販サイトを見分ける12のチェックポイントー偽ブランド被害に遭わないためにー

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