税関の通関手続きを知る
BUYMAで出品を始めた当初は、国内の転送会社からお客様へ発送してもらっていました。
そのため、商品を仕入れる際は、海外ショップから国内転送会社へ送っており、通関手続きがどうなっているかとにかく無頓着でした。
関税は転送会社が立て替えてくれており、月締めでお支払していました。
ある時、7万ほどのジャケットを仕入れた際に関税が1.3万ほどだったことがあり、びっくり。
それ以来、税関手続きに興味をもつようになりました^^;
早速関税率について税関のホームページで再度確認しました。
税関のページ:
http://www.customs.go.jp/tetsuzuki/c-answer/imtsukan/1204_jr.htm
ジャケットは8.4〜12.8%となっています。
うーん、私の仕入れた商品はジャケットと判定されなかったのでしょうか。
目安とのことなのでよくわかりませんでした。
関税率についてどこに確認すればいいのだろうと、さらに税関のホームページを見ていたら個人輸入通関手続きに関する説明を見つけました。
税関のページ:
http://www.customs.go.jp/tsukan/kojinyunyu.htm
国際宅配業者が代行して通関手続きを行っていたんですね。
ジャケットの関税が高かったことについては、転送会社に聞くのではなく、通関手続きを行った国際宅配業者”DHL”に聞かなくてはならないことがわかりました。
国際宅配業者による通関手続き
DHLに確認すると、通関部の方がインボイスを見て、インターネットを検索し、ヒットしたページで商品を確認して品目を決めているとのことでした。
海外からの輸送中の荷物の配送状況を追跡して確認していると、”Uncontrollable Clearance delay”というステータスになり、DHLの通関部から電話がかかってきたことがしばしばあるのですが、インボイスがわかりにくい場合のようです。
Fedexの場合も同じく通関部の担当者から電話がかかってくるので材質を答えていましたが、郵便局の場合は税関に引き渡して税関の方がガバッと梱包をオープンして、中身を確認している形跡がありました。
商品を傷つけられるのは困るので、インボイスを正しく書いて欲しいものです。
税関のお姉さんに直接聞いた!
関税が間違っていそうな場合はどうすればいいのか、税関職員のお姉さんに会った際に、直接聞いてみました。
「税関を通ってからではもう品物を確認できないのでどうしようもありません。」
というお答えをいただきました。
そうなんですね。
この時は輸入する際、必ず発行される輸入許可証についてよく知らなかったため、もう商品が何の品目と判定されたのか知る術もないのか〜と嘆いて、ジャケットの関税については幕を閉じました^^;
とにかく電話する!
さらに、税関のお姉さんに品目が間違われないようにするにはどうすればいいか聞いてみました。
「何を輸入するのか決まったら、国際配達業者に電話して、何を輸入する予定で、いつ頃届くはずだから通関手続きよろしくって伝えること!」
と電話を待つのでなく、こちらから電話するという方法を教えてもらいました。
取り寄せの受注が多い場合は、頻繁に電話しなければならず、やってられなそうです。
しかし革製品は関税が高いので、うっかり間違われては困りますよね。
ということで、フェイクレザーのバッグや靴の場合に優先して電話することとして、続けています。
私の電話の発着歴は一時期DHLばかりになってしまいました^^;
通関した後では遅いので、うっかり電話を忘れて、関税を高く支払うことのないように注意ですね。
先輩バイヤーのコメント
プラスくん
マイナスくん
電話の発着履歴がDHLばかり?
何故そんなウソをつくのでしょうか。
管理人なんでもお見通しです。
本当は"DHL"で電話帳に登録してある、
合コンで知り合ったキープ君ばかりなんですよね?
真実はいつも一つ。
婚活してたら副業を紹介されて始めたBUYMA。昼間はOL、夜はバイヤーでてんやわんやの日々。バイマは2017年1月からスタート。結婚に前向きな彼氏は2016年6月から募集中。
靴を輸入すると必ず30%または4300円の高いほうの関税が掛かると勘違いしている人が多いのですが、
レザーを一切使っていない靴の場合には8~12%程度の関税しか掛かりません。
よく例に挙がるのがStella McCartney(ステラマッカートニー)で、このブランドは一切レザーを使わないことでも有名ですので、
ステラマッカートニーの靴は全て8~12%程度の関税しか掛かりません。
それでも税関では「これは靴だからレザー使ってるでしょ」みたいな”感覚”で
30%を適用して請求されることがあります。
勘違いされる可能性がある商品の場合は、ショップに必ず「FAKE LEATHER」と書いてね。
などと念押しすると、間違えて高い関税を請求される確率を下げることができますね。
※正確な情報は税関HPでご確認いただきたいですが、関税について正確な知識を身につけるのは専門家に任せて、
パーソナルショッパーとしてはこのような認識で活動して問題ないと思います。