出品後のメンテナンスを外注化する方法

リクエスト受付中になったときにやること

前回の記事では、在庫チェックの外注化について書きました。

前編はこちら☞商品の在庫チェックを外注化する方法

無在庫バイヤーさんの多くは、「リクエスト受付中」になったタイミングで在庫チェックをしていると思いますが、私は在庫確認と一緒にメンテナンスを行うようにしています。

メンテナンスというのは、完売の場合には別の仕入先を探したり、在庫が残っていれば価格調整や再出品の必要性を検討し、必要な場合には価格変更なり再出品なりすることです。

これをすることで、受注率は大幅にUPしますし、少ない出品数で効率的に稼ぐことも可能なので、新規出品よりも大事にしたい項目です。

在庫チェック同様、出品後のメンテナンスにおいても、作業自体は簡単ですし、ロジックさえ理解すれば外注化は難しいことではありません。

私は全てスタッフにお願いしています。

そこで今回は、出品後のメンテナンスを外注化する方法について書いていきたいと思います。

効率的かつ合理的な在庫の表示方法

まずメンテナンスの前に、リクエスト受付中になった商品を在庫チェックするわけですが、毎回色・サイズ表の在庫を変更しません。

シーズン初め～半ばまでは全サイズ・カラー在庫ありで表示し、セール時期に入ってから、各カラー・サイズの在庫の有無をチェックするようにしています。

これは他のショップで在庫がある可能性が高いのと、少なからず再入荷の可能性もあるからです。

基本的にこの方法ですが、問い合わせや受注の多い人気商品に限っては、シーズン初めから在庫の有無をチェックする場合もあります。

また、一部カラー・サイズが完売している場合にはプラス料金表示をして、1つの商品ページで複数の買い付け先の在庫を表示します。

複数の買い付け先がある場合の出品方法については、過去に記事にしてあるので載せておきます。

【参考記事】仕入先が複数ある場合の出品方法

最初は全サイズ・カラー在庫ありで表示してしまうと、完売している商品ばかり受注が入ってしまって取引キャンセルが多くなるかな？？と思いましたが、注文前に問い合わせしてくださるお客さんも多いですし、こまめに在庫チェックをしているので、買付成功率が下がることはありませんでした( ´ ▽ ` )ノ

この方が手間が減り効率的なので、オススメです！

メンテナンスを外注化するには？

在庫チェックをして、まだ在庫がある場合には価格調整や再出品の必要性を検討します。

価格調整の仕方や再出品の意義については、過去の記事に書いたので載せておきます。

【参考記事】手間をかけずに受注率と粗利率を上げる販売価格の決め方とは
【参考記事】不良在庫に困って再出品してみた

この記事に書いてある内容をそのままスタッフに教えて実践してもらっているのですが、認識のズレがないか確認するために都度、価格変更や再出品の理由となぜその価格に変更にするのかを連絡をもらっています。

例えば、

「この商品、グッチのパーカーのカテゴリ内ではランキング上位にいます。
ランキング上位のショッパーさんが9万6000円（関税込み）と海外直送で8万円台（関税別）が何人かいますので9万4000円に価格変更します。」

「この商品、夏に出品したため最近のアクセス数が少なくなっています。
時期的に今ですので、再出品してもよいでしょうか？
価格は他のショッパーさんと同等ですので変更はせず、そのままの価格で出品したいと思います。」

といった感じです。

バイマのロジックさえ理解できれば簡単なので、認識のズレがなくなるまでは都度の報連相を続けようと思っています。

次に、完売している場合には別の買い付け先を探し、見つからなければ入荷待ちでひとまず「リクエスト受付中」に入れておきます。

別の買い付け先を探す時は、バイヤーズドライブのバイドラStyleを使っていて、ブランドを絞って一つ一つ見ていくか、モデル名や「t-shirt」「boots」などのアイテム名でキーワード検索をしています。

膨大な商品数があるのでかなり地道な作業なのですが、これをやるのとやらないのでは売上は大きく変わってくると思います。

複数の買い付け先が見つかった場合には、最安値の仕入れ価格で価格変更をします。

ただ、これを全商品やるとなるとあまりにも大変なので、基準を決めています。

私の場合は、出品期限が終了して「リクエスト受付中」になった商品のうち、アクセス数10以上の商品は買い付け先を探す、アクセス数9以下の商品はそのまま削除、ということにしています。

スタッフや外注パートナーの裁量に任せる、でもいいと思いますが、基準を決めた方が効率的かと思いますよ。

メンテナンスを徹底しているショッパーさんは少ないと思うので、差を付けるチャンスかと思います！

是非外注化して実践してみてくださいね。

それではまた！